桜の君〜散ればこそ いとど桜はめでたけれ 憂き世になにか久しかるべき〜
世の中に たえて桜の なかりせば 春の心は のどけからまし
世の中に桜と云うものがなかったなら、春になっても、咲くのを待ちどおしがったり、散るのを惜しんだりすることもなく、のんびりした気持ちでいられるだろうに。
高砂の 尾の上の桜 咲きにけり 外山の霞 立たずもあらなむ
はるか遠くの高い山の峰にも、やっと桜が咲いた。里近くの山の霞よ、桜の姿をよく見たいから、どうか立たないでおくれよ。
願わくば 花の下にて 春死なむ その如月の 望月の頃
願いが叶うならば、桜の下で春に死にたい。草木の萌え出る如月(陰暦二月)の満月の頃がいい。
いにしへの 奈良の都の 八重桜 今日九重に にほひぬるかな
とおい昔、都であった奈良で咲き誇っていた八重桜が、今日はこの宮中(九重)で美しく輝いています。
散ればこそ いとど桜はめでたけれ 憂き世になにか久しかるべき
桜は惜しまれて散るからこそ素晴らしいのです。この世に永遠なるものは何もないのだから。
今回は有名な桜の和歌を添えてみました🌸
とても風情を感じますよね😌
いつもと違ったブログの書き方をしてみましたがいかがでしたでしょうか?
こちらのブログを書いたのは、私岩橋でした!!
ぜひ素敵な桜の君に変身をして、まだまだ春を感じてくださいね🌸